州パターン・サンプラー:New Mexicoサンプラー・キルト:Arkansas Crossroads(414/1001)

2007年12月25日

映画:キルトに綴る愛

キルト雑誌に映画に見るキルトというコラムがのっていて、そこで紹介されていた映画を図書館で借りてきた。
キルトに綴る愛 [DVD]

ストーリーは、26歳のヒロインが論文を書くために祖母と大伯母の同居する家へ夏の間滞在する。
その直前にヒロインは同居中の恋人からプロポーズされているがYESがいえないでいる。
その恋人が家の改築を始めちゃったこともあって、論文執筆のための一時避難という名の別居で祖母の家に行くところから始まる。
そして、その祖母の家では、同じような年齢の老婦人達(1人だけ、その老婦人の娘という中年女性がいる)が集まってキルト・ビーををしている。かつて大伯母のメイドだった女性がキルト全体のコーディネートをする立場として、今度はヒロインのウエディング・キルトを作るということで集まっている。
ストーリーは、そのキルトを作りに集まった老婦人たちの思い出(若かりしの思い出もあれば、老年になっての思い出なども)をヒロインを交えて回顧していく形で進む。
"How to make an American Quilt"が原題なので、もーっとキルト作りにフォーカスがあるのかと思いきや…。
おまけに、せっかく過去の回顧録と若気のいたり・若気の暴走について経験者の苦言を呈しているのにヒロインが無視しちゃうところがX。
散々、恋人の浮気を疑って激怒して落ち込んでおきながら、このヒロインてば、自分はそうするかい!!!(怒)
最後に、キルト・ビーの仲間の老婦人達が72時間キルティング・マラソンで一気にヒロインのためのキルトを仕上げる。
そして、カラス(の役割は映画を見てね)の登場に、出来上がったキルトに予想どうりの都合のよーいエンディングへと。
ヒロインの若気の暴走がとまってたらねぇ…と。
もーっとキルトの製作シーンなどあれこれあればねぇ…と。
と文句ばかり書いているようだけど、長かったストーリーを語り手の変わる過去の物語に結構夢中になり、ヒロインに文句をつけながらもしっかり楽しんで(最初、キルトということで、どうでもいいやぁと言っていた相方も一緒に)見てしまったのでした。
ちなみに、出来上がるキルトはアップリケをあつめたフレンドシップ・キルトでベッドカバーサイズでした。

joyfultulip at 19:32│Comments(2) 映画・ドラマ 

この記事へのコメント

1. Posted by sai   2007年12月26日 09:11
観た!観た!この映画。随分前(4年くらい前かな?)に観たよ。

あんましキルトが中心になる映画ってないから、何かの予告で知ったのかなぁ〜、きっかけは忘れたけど、すぐにチェックした。

私もキルトが観たいという視点で観てたから、ストーリーの細かいところまでは気にせず、今も「言われてみればそうだったな〜」くらいにしか思い出せんけど、
印象的に残ってるのは、過去にはメイドだった黒人の婦人がキルトに関してはみんなのリーダー的存在になって、白人と黒人の立場が逆転してて温かいものを感じた。

カントリードールの世界でも、黒人はやっぱしメイドなんだよね。
こんなとこまで悲しい歴史が変わらんのね、と胸が痛む。

なんか、もう一度観たくなってきたなぁ
きっと、以前観た時より違う観点で観れそうな気がする・・・
2. Posted by ぶっち   2007年12月26日 21:54
見た?
ストーリーとしては、ま、可もなく不可もなくな作品だけどね。
南北戦争、黒人、白人というのは、アメリカン・キルトを描こうとすると切っても切れない1つの歴史なんだなぁとシミジミ。

ちょっとだけ気になるのは、最後のシーンでキルトを引きずって歩いている…よ、汚れてるぞぉと画面に向って顔をしかめてしまった。
家の中で靴をはく人たちは、キルトを土で汚しても気にならないのかしら…ね?

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