2016年01月09日
「〈大正の広重〉の描いた私鉄沿線と郊外風景」の講義を聴く
和光大学 表現学部 総合文化学科(って何を学ぶ学科なんだか・・・・?)からの講師による1時間の講義。
「広重」という言葉にひかれて聴講しにでかけた。
吉田初三郎という大正から昭和初期に活躍した絵師による、小田急線沿線のガイドマップのような資料をベースにした講義。 一番、興味を引かれたのは電鉄会社の宣伝資料であり、旅行ガイドでもあるようなそんな資料に描かれた大陸や南方諸島。
すでにじんわりじんわりと、ここもそこも「日本だぞ」という、そういう国策の浸透度合いが見え隠れする恐ろしさ。
だって、小田急線は新宿から箱根へ向かう路線で太平洋側。反対側の日本海側の・・・それも大陸なんていっくら独特な鳥瞰図だといっても〜?な、そんなところが自然に当たり前に加えられ、庶民が目に入れる。
あこがれてみる旅行ガイドや住宅開発・路線開発の宣伝資料、まさに食い入るように楽しく隅々まで見ただろう、そんな資料に、当たり前のように「このあたりも日本のものだよ〜」と描かれて、そして、それを無意識に受け入れて覚えてしまう。
この講義の資料は昭和初期。 その後・・・。
ひょっとすると、今、私たちも・・・・・・・・。
独特な鳥瞰図というイラストを見ながら、いろんな庶民アートがあって面白い!! と改めて、美術館以外でも図書館で古い資料をひっくり返すというのも楽しいかもしれないと思った1時間でもあった。
「広重」という言葉にひかれて聴講しにでかけた。
吉田初三郎という大正から昭和初期に活躍した絵師による、小田急線沿線のガイドマップのような資料をベースにした講義。 一番、興味を引かれたのは電鉄会社の宣伝資料であり、旅行ガイドでもあるようなそんな資料に描かれた大陸や南方諸島。
すでにじんわりじんわりと、ここもそこも「日本だぞ」という、そういう国策の浸透度合いが見え隠れする恐ろしさ。
だって、小田急線は新宿から箱根へ向かう路線で太平洋側。反対側の日本海側の・・・それも大陸なんていっくら独特な鳥瞰図だといっても〜?な、そんなところが自然に当たり前に加えられ、庶民が目に入れる。
あこがれてみる旅行ガイドや住宅開発・路線開発の宣伝資料、まさに食い入るように楽しく隅々まで見ただろう、そんな資料に、当たり前のように「このあたりも日本のものだよ〜」と描かれて、そして、それを無意識に受け入れて覚えてしまう。
この講義の資料は昭和初期。 その後・・・。
ひょっとすると、今、私たちも・・・・・・・・。
独特な鳥瞰図というイラストを見ながら、いろんな庶民アートがあって面白い!! と改めて、美術館以外でも図書館で古い資料をひっくり返すというのも楽しいかもしれないと思った1時間でもあった。
joyfultulip at 23:06│Comments(0)│
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