2017年06月24日
ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展:東京都美術館

美術館最寄り駅、JR上野駅構内に美術館チケット販売コーナーがあり、「前からあったか?」と思いつつ、ちらっと見えた「バベル展、入場まで20分」という表示に、入場制限をかけているなら当日券売り場も混んでいるだろうからここで買っておこうと購入。ちなみに、JR上野駅のエキナカのお店は美術館の半券提示でのサービスがあることもあるようで(チラシが置いてあった)、観に行く前にエキナカを利用する場合、ここでチケットを買えばサービスが受けられる。
公園内、なんだかプラスティックお椀で食べている人が多いなぁ〜と思いつつ進むと、ちょうど、イベントが開催中。
駅構内チケット販売コーナーの「20分」の表示通り、入場制限があるも、入口前の待ち行列の最後のあたりで企画制作作品が展示されていたりして、ちょっと楽しめる。
この美術館の20分程度の待ち時間は、まぁ、そこそこ程度の混雑かな・・・と思ったら、その通りで、前回、ここに来た時の超混雑を経験した身としては、そんなにうんざりするほどでもなく・・・。
展示会タイトルとなっているメインイベントはもちろん、一番最後の展示で「作品最前列、禁静止見学エリア」とロープで区切られた最前列ではないがゆっくりみてよいエリアとなっていた。 ここはおもったほど混んでおらず。と、思ったら多くの人がその奥である拡大VTRコーナーにいたのだった。
(1放送終わったらしきタイミングに、見終わった人がどっとまた絵のところに出てきてびっくり)
そして、企画展専用ショップ直前、展示の最後はふたたび企画作品で、バベルの塔の拡大画が展示されていた。
拡大しても、塔に描かれている人は豆粒。
数名、双眼鏡を持参してロープ後ろからオリジナル画を見ていたが、はたして、そうすれば、オリジナル画の人物が堪能できたのだろうか?
もっていかなかったのでわからない。
もっていって、拡大して人物をみたかったのかもわからない。

台東区のコミュニティバスで、15分間隔で運行されているんだって。
joyfultulip at 20:24│Comments(2)│
│アート
この記事へのコメント
1. Posted by dezire 2017年07月03日 14:44

私もブリューゲル『バベルの塔』展に行きましたので、ブログを楽しく拝見しました。ブリューゲルの『バベルの塔』の絵画をよく見ると、人々教会の行列から、塔の下層や中層にも人が住み着いて人たちの洗濯物まで、巨大な物が生活の場になっていることがリアルに表現されているのは凄いと思いました。港に目を移すと、くさんの漕ぎ手で進むガレー船が帆や索具も見えるほど克明に描かれていることでした。船は美しく見える角度から描かれ、様々な位置の船により、港の風景を見事に描いていることでした。リアルな表現と、非常になめらかで自然な描写と絵具を何層にも塗り重ねて透明感を出しているところなど繊細な表現にも魅了されました。世界に25点しかないヒエロニムス・ボスの油彩画2点も見られてよかったです。
私はブリューゲル『バベルの塔』展の感想と、かつて来日した作品や現地に行って見たブリューゲルとボスの名画を紹介しながら、ブリューゲルとボスの絵画の魅力と違い、ブリューゲルの世界観・人間観を考察してみました。一度眼を通して頂けると嬉しいです。ご感想、ご意見などコメントいただけると感謝いたします。
2. Posted by 3.tomy 2017年07月04日 10:49
dezireさん、こんにちは。
ボスもブリューゲルもとても興味深い絵画だったと思います。
いち絵画ファンの私は、超微細リアル画をのぞき込んでいきながらその世界を分析していくような鑑賞まではしませんでした。
詳細に描かれたそのものより、そこまでの詳細をあのサイズの中に、現代のような光源も、道具類もあったわけではないあの時代に、描きこんでいったその心境のほうがむしろ興味深いなぁとおもいました。
コメントをありがとうございました。
ボスもブリューゲルもとても興味深い絵画だったと思います。
いち絵画ファンの私は、超微細リアル画をのぞき込んでいきながらその世界を分析していくような鑑賞まではしませんでした。
詳細に描かれたそのものより、そこまでの詳細をあのサイズの中に、現代のような光源も、道具類もあったわけではないあの時代に、描きこんでいったその心境のほうがむしろ興味深いなぁとおもいました。
コメントをありがとうございました。