ステージ

2018年05月17日

音楽と語りでつづるJ.S.バッハ 「ヨハネ受難曲」演奏会:紀尾井ホール

指揮:郡司 博
語り:渡部智也
ソリスト:松井亜希(Sop),増田弥生(Alt),中嶋克彦(Ten),加藤宏隆(Bar)
オーケストラ:オラトリオ・シンフォニカJAPAN
合唱:東京オラトリオ研究会(Chor) 他
曲目:J.S.バッハ:ヨハネ受難曲

出演者よりご招待いただいての鑑賞。
演目を”理解”しやすくするために、語りという構成にしたものだったんだけど...。
別になまる必要ないんじゃない?
っていうか、なまるせいで、なまりのほうが気になってしまって…。

シロート観客でもわかる「いまいち」感のあったソリスト一人。
帰りに聞いたら、その方、本日体調不良だったとか。
なるほどね。
まあね。

字幕、「無言をだった。返事はイエス」とでてきて、指揮者がボリュームアップの指示。
無言で大ボリュームでイエスって矛盾してないか?
と、妙なところで首をかしげつつ、夜9時を過ぎても蒸し暑い東京の夜道をホールから最寄り駅までおしゃべり。


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2018年05月13日

「愛」と「運命」:日本フィルハーモニー

定 期 演 奏 会の第11回目のテーマは、「愛」と「運命」なんだって。
楽しみにしている、演奏会の聴きどころや曲目を解説するプレトークは、すぐ隣列にいた男性2人のおしゃべりがうるさく(コンサート・ホールは声が反響するので、ご本人たちは小声でしゃべっていても、ものすごく周り中に響き聞こえる)、そっちに気が取られたのとで頭に入らず残念。
通訳のみマイクだったのも残念。
あ、トークは日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問で本日の指揮者。

指揮: アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ: 阪田 知樹
演目:
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》 より 〈前奏曲と愛の死〉
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
オーケストラ:日本フィルハーモニー

定演の楽しみになってきた、若手ソリストの演奏。
残念ながら今回のソリストは、10年後にもう一回聞きたいねぇ〜とは思わなかった。
10年後に、「おぉ〜!」と思うかもしれないけど、たぶん、そう思えたとしたら、その時には今日聞いたことがあったソリストだとは覚えてない…と思う。

降るかもねぇ〜とちゃんと傘を持って出たんだけど、これなら長傘もってくればよかったねぇ〜と思うほどの降りの帰り道。
ひさしぶりに膝からしたがべちゃべちゃに濡れてしまったのだった。


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2018年03月19日

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

(c)3.tomy グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアン(ランパル編) フルート協奏曲 ニ短調
チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20 (抜粋)

指揮:トゥガン・ソヒエフ
フルート:エマニュエル・パユ
管弦楽:トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

ダブルブッキングとなっちゃった〜ということで「行ける?」と届いたチケット。
なじみのないフランスの管弦楽団ということで、どんなんだろう〜と出かけた。
始まるまでに、プログラムで楽団の歴史を読む。現在の名称になったのは1981年からだとか。

初めてなのは、フルート協奏曲の演奏会もであったので、演者正面側の席だったのがうれしい。
初めて聞くフルート協奏曲、管弦楽の中の一部にフルート独奏部分があるものは聞いたことがあるが、果たして、全編通してフルートの独奏って?と思っていた(原曲はヴァイオリン協奏曲)。

ひゃ〜。
前半終了後の休憩時間、速攻、今回聴きに来られなかったチケット購入者へメール。
「ありがとー!」と。
技法で複音もでるヴァイオリンと違い、単音のフルート(音楽の専門家ではないので、こういう表現でよいのか?失礼ではないのかはわからない)でのオーケストラとの協奏がこんなにすごい音でワクワクするなんて!
ひゃ〜。

バレエ公演くらいでしか生オケで聞くことはないかなぁ〜と思う「白鳥の湖」は、バレエでは”観られない”(見ない)演奏を”見る”のが楽しい。
楽器のソロパートはじーっとその音の奏者を、はでに打ち鳴らす打楽器総立ち準備になると「鳴るぞー」とわくわく。
美しく会場内に響き渡るハープは、やっぱり演奏の様子が美しい(実際に弾くのは大変だと聞いたが)。
そういえば、もうすぐ世界フィギュアだなぁ〜(何人か、白鳥も湖かブラックスワンを使っている)と思い出したが、この生オケの美しくも迫力ある表現は…ないね(笑)?なんて思いながら帰路についた。


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2018年03月18日

魔笛 :神奈川県民ホール・オペラ・シリーズ 2018 出張公演

(c)3.tomy W.A.モーツァルト作曲 魔笛 全2幕 ドイツ語上演字幕付。
指揮:川瀬賢太郎
演出:宮本亜門
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

神奈川県民ホールが改装中ということで、出張公演となった本公演。
オペラ鑑賞好きなので、うきうきとチケット購入〜。
相方君はオペラ鑑賞デビュー。
2013年にオーストリアで初演された宮本亜門版ということで、さて、どう”組み上げた”かがめちゃくちゃ楽しみだったので、”幕が開く前”に目の前に準備されている張り出し舞台とセットに、????いっぱいだった。
プロジェクション・マッピングの活用された舞台だとは知っていたので、ストーリー冒頭の大蛇はきっと映像だなぁ〜とか、もう、ワクワクして待っていた。

プログラムガイド表紙にもある、3侍女の衣装・ヘアから、もう、なにもかもRPGそのものな仕立てでクラシック・オペラが現代音楽劇にへんし〜ん!

おもしろかった〜。
オペラを見ると、その言語を勉強しようかなぁ〜と毎回思うんだけど、毎回、「思うだけ〜」なんだよね。


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2018年01月14日

バーンスタインとラヴェル: 日本フィルハーモニー

バーンスタイン:《キャンディード》序曲
バーンスタイン(ハーモン編曲):《キャンディード》組曲
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:ボレロ

指揮:山田和樹[正指揮者]
ピアノ:小曽根 真
オーケストラ:日本フィルハーモニー

バーンスタイン生誕100周年を記念してのプログラム構成だとか。
開演前のプレトークに久々、指揮者登場。
(このところ、音楽解説者続きだったので、当日の演者が登場はすっごく楽しみ〜だった)

バーンスタインがラヴェルに弟子入りしたいと言ったときに、ラヴェルが2人目のラヴェルになる必要がないとかなんとか、そんなことを言って断ったという逸話に、先だってTVでみたニット作家の劣化コピーという話が重なった。
今回は、席が「前すぎだー」と超感じるくらいのボリュームアゲアゲの演奏で、クラシックコンサートというよりは〜だったかな。
久しぶりに聞いたボレロは、ちょうど冬のオリンピック開催直前という時期でもあったので、前回のフィギュア女子シングルのメダリストの演技を思い出し、録画を見たくなった。
そして、同じリズムを小音からあげているドラムと単楽器からだんだん複数の楽器で演奏されていくメロディでちょっとキルトのデザインが思い浮かんだが、浮かんだデザインでは〜すぎて、しばし、寝かすことに。
そのうち、ボレロなキルトを作るかも? もう少し、実現可能なアイディアになったら(笑)。

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2017年11月13日

ブラームス没後120年 <オール・ブラームス・プログラム>:日本フィルハーモニー

(c)3.tomy 指揮:飯森 範親
ヴァイオリン:山根 一仁
オーケストラ:日本フィルハーモニー

ブラームス没後120年
<オール・ブラームス・プログラム>
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
交響曲 第2番 ニ長調 作品73

いつも依頼に対しての返信には、即、返信のある人から2日たってもメールが来ない。
どゆこと?と思いつつ問い合わせると、私からの返信がそもそも届いていなかったという事態。
送信ログに残っていても、相手に届いているとは限らないのがメールの時々起こるトラブル。
今回は、環境(PCからか、タブレットからか)で届かない・届くが分かれたもんだからさらにメンドクサイ事態だった。
そんなこんなの作業をやっている途中で、春先に購入していた定期演奏会のチケットを握りしめてクールダウン(笑)にでかけた。

今回も、超若い、イケメン(と言っていいと思う)バイオリニストのばりばりテクニック鑑賞な演目。
定期演奏会ということで、演目選びでチケットを買っていなかったので、ブラームスとはわかっていたけど、没後120年だーかーらーのブラームスだとはわかっていなかった。
夜、クラシック番組で同じ演目が放送されるのをみて、「ブラームス、何かあるん?」なんて言っちゃうくらいだものね。

この定期演奏会は、開始前にプレトークで演目についてお話を聞けるんだけど、今回のお話は、なんだか今の経済状況を重ねられるような、そんな印象を受けた。
今回は、ばりばりのバイオリン・ソロはしっかり「観」られる良いところだったけど、金管・木管はちっとも演奏が見えない位置で、1曲目はよかったけど、2曲目はちょっと残念。
生の演奏、耳だけではなく、目でも楽しみたいもの。

帰宅後、再び、メール環境のあれこれ続き作業。
この機会に、使っていない会員サービスは解約手続きをがんがん。
又使うことがあったら手続きすればいいやってね。
なお、トラブったメールは、ここでの問い合わせなどの受付に使っているものではないので、もーし、送ったのに返事こないよーって人は、そもそもが届いてないかも?なので、もう一回、ご確認の上、送ってください。

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2017年08月13日

シカゴ 20周年記念ジャパン・ツアー: 東急シアターオーブ

(c)3.tomy チケットをとったのはずーっと前。
予約から配達されるまで1か月(はじめから、7月初旬発送と書かれていた)で、受け取ってから公演をみるまで1か月。
なんか、ずーっとずっと先だとずーっとずっと思ってたので、「え?もう?」な気分。
長き関東人生活のなかで、実はあんまり用がなくいかない駅、それが渋谷。
指折れる程度にしか、渋谷駅をでたことがないのに、なんと、今年2回目。
ということで、もちろん、渋谷ヒカリエ(内の東急シアターオーブが会場)も初めて。
駅直結って書いてあるけど、けっこう、歩くのね。


ということで、超久しぶりのミュージカル。
20周年記念でジャパンだから? メインキャストに復活日本人女優。 そういえば、最近、久しぶりの開催だとかで決定した国民的美少女コンテストで出身女優としても紹介されていたっけ。

ストーリーがストーリーだからか、お子様不在(お子様イベントは渋谷ヒカリエの別フロアでありましたが…)の大人の観客。衣装もダンスもアダルト〜。
これでもか!とCGなどつかって描きすぎるくらいの映画とちがい、セクシーな黒の衣装のままであの役・この役と演じちゃうのって舞台の魅力だし、おもしろさ。
見ている人の想像力が動き出す楽しさ。
リアルすぎるものが悪いって言い切るつもりもないけど、想像力が動く余裕のあるもののほうが良いよなぁ〜好きだなぁ〜。
もう1回みたいミュージカル入りはしなかったけど、サントラは聞きたいな〜とおもった。

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2017年04月30日

ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017:東京ドーム

(c)3.tomy 今年の連休2日目は、ビートルズファン待望の公演参戦にくっついていった。
今回2回目なので、会場周辺の雰囲気とか世代とかは予想通り(笑)でしたが、前回、メインゲート(?)のような22番入口上に掲げられていた大きな看板を撮りたい〜ということできょろきょろするも、ない。
ここは電子看板に変わっていて「ない」と思ったときは、ちょうど「青ではない映像が映っているところ」でVTRが流れていくと「青くかわっている」ことに気が付き・・・。
「あぁ、これが公演の看板ね〜」とわかった。
ふと周りをみると、みーんなおんなじポーズでおんなじものを撮ろうと構えて、腕を頭の上にあげている姿がおかしかった。
前回、「よくチケットとれたね〜」と言われたんだけど、今回、こんなところを発見。
(c)3.tomy 当日券売り場。
どうも、前回も当日券はあったよう。
当日券で、ステージは見えないけど(会場内スクリーンにて映像で見られる)という席も格安で発売されていたので、「せめて・・・」と思うようなファンは、情報収集力を上げておくべしだね〜と思って、混みっ混みのグッズ販売テント列は無視してドームのなかへ。
6時半開演も7時までは始まらないと前回の経験でわかっていたので、長蛇の列なお手洗いも余裕で並び。
ステージ脇と曲から映像から、ビートルズファンが「はじまるぞ!」とのささやき越えに、スタンディング準備(オープニングってノリのいい曲じゃない? だからね)をしていたんだけど。

今回、周辺のお客さんのロック度低し。
ステージの視界を邪魔する高さになる範囲でのスタンディング者、なし。

まるでクラシックのコンサートのようにすっと大人しく座ったままの方まで。
あらま、70代半ばポール・マッカートニーはアンコール前まで一度も引っ込まず出ずっぱり歌いっぱなしだったのにね。
もちろん(?)、後ろのお客さんたちのために、私も座って楽しんだけど。
今回、気が付いたのは日本でも特に禁止はしなかったようで、一斉にスマートフォンのカメラ(中にはガラ携も)がステージに向けられていたこと。 このままずーっとスマートフォン、構えてるのかしら?と思ったら、オープニング1曲分も続かず、次々消えていったけど。
(公演開始前に、「フラッシュは今のうちにオフにしてください〜」と会場係が回ってたので、「撮影はいいのね?」と)
最終日公演だったので、すでにTVで「2時間の公演」とかなんとか放送されていたので、そう思っていたら、もっとずっと長く、帰宅はとっても遅くなった。
明日が平日ではあることからか、それとも帰路の交通事情か、アンコールを待たずに帰る人、アンコール途中で買える人などが多い席回りにあたり、The Endで演奏が終了した時には、私たちの両サイドはすっかり無人だった。
さて、次があるんだろうか?

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2017年03月18日

小林沙羅×大山大輔×佐藤卓史 オペラティック・トリオリサイタル:杜のホールはしもと

〔出演〕
ソプラノ/小林沙羅、 バリトン/大山大輔、 ピアノ/佐藤卓史
  〔曲目〕
野ばら D.257
子守歌 D. 498
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
さすらい人 D.493
シューベルト:  魔王 D. 328
春の信仰 D. 686
水の上で歌う D.774(リスト編曲)
ます D.550(リスト編曲)
朝の挨拶 D.795-8(ゴドフスキー編曲)
ミューズの子 D.764(佐藤卓史編曲)
ロッシーニ:  歌劇「セビリアの理髪師」より二重唱 “それなら私のことね”
モーツァルト: 歌劇「魔笛」より二重唱 “ 恋を知る男たちは” 
メノッティ: 歌劇 「電話(テレフォン)」(大山大輔・訳詞バージョン


前回、このホールへ出かけた時、時間ぎりぎりになりすぎて懲りた(会場まで一部激走した)ので、今日は早く家をでたはずなのだが…。
やっぱり、ぎりぎりになって開演3分前(前回より少々まし)に駆け込んだ。
うーん、オペラティックというところか? それとも演者の集客力か? かなり空席のあった本日の公演。
個人的には、日本語訳もかなり有名な野ばらではじめるなら、この曲”こそ”日本語歌詞で始めたほうがつかみはよかったと思う。
訳詞で演じたのは最終演目だけ。
ただ、もともと日本語は歌うのには難しく(一音一発音だと、その音が長く伸びた場合どうしても子音部分が飛びやすい)ちょっとコメディ調の演目には向いてなかった気がする。
それでも”電話”の演出方法はダイヤル電話を知ってる世代しか聴衆にはいなかったこともあり(プッシュホン世代だと、ダイヤル電話の”まわす”がわからないんだって)、すごく受けていた。
3連休初日、まったり聞くには肩ひじ張らず楽しかったかな。


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2016年12月17日

長谷川陽子&三浦友理枝 デュオ・リサイタル:杜のホールはしもと

〔曲目〕
ベートーヴェン:ユダス・マカベウスの主題による12の変奏曲
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
サン=サーンス:白鳥
ポッパー:演奏会用ポロネーズ
シベリウス:5つの小品 作品75より 第5番 樅の木(ピアノ・ソロ)
チャイコフスキー:《四季》作品37bより 12月 クリスマス(ピアノ・ソロ)
ピアソラ:ル・グランタンゴ

3回(種)演奏会セットでの2回目。
超ぎりぎりの入場になってしまったが、このセット券は3回とも同じ席指定なので、ドアから飛び込みまっすぐ席にどさっ。
ぎりぎり演奏者がステージに登場する前に上着を脱いで落ち着いて。

すっごく若いピアノ演奏とベテラン(来年30周年だって)チェリストの演奏は、クリスマスムードから始まった。
バラエティ豊かなラインナップは、向き・不向きありかなぁ〜という印象。



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