吉野宿ふじや

2021年11月21日

絵本原画展:吉野宿ふじや

(joyfultulip instagram) 地方新聞の記事で見かけた「いまきみち・西村繁男・にしむらあつこ」絵本原画展の記事。
なんともほっこりするようなイラストに、ちょっと興味を覚え山梨県との県境ちかくドライブに出かけた。
あまり甲州街道(高速なら中央道が並走)になじみがなく、まったく宿の名前も憶えがないゆえに、会場の「吉野宿ふじや」もYOSHINO YADO FUJIYAと読んでいたくらい(ナサケナー)。
ましてや、この辺りは中央道にのっているため、あまり下(甲州街道・国道20号)を走ることもなく...で無知状態。
ついてびっくり。
「絵本原画展を見る」つもりだったので、いきなり現れた施設の係の人の、

「こちらの建物は初めてですか?」

の質問に「はい」と答えつつ、「なんで絵本展を見るのに建物が初めてかを聞かれたんだろうか? なにか、会場内での振る舞いお作法があるところなんだろうか?」といぶかしく思っていたら...。
すぐさま、甲州街道の吉野宿の説明、明治の大火、天皇の行幸と史跡 etc. と説明をうけた。
解説始まり、「甲州街道」と言われたところで、「あ、国道20号はそうだった!」と「吉野宿」はYOSHINO-JYUKU と読むんだ!と気が付いたけど、さすがに、その場で苦笑はできず。

私たちのそもそもの目的はこの会場での「絵本原画展」だったけど、係の人にとっては「吉野宿 ふじや」の解説がメイン仕事なものだから、〆の言葉が

「あ、今、藤野にお住いの絵本作家さんの原画展やってますので、お時間がありましたらそちらもご覧ください」

もう、心の中での苦笑は大爆苦笑となったのは言うまでもなし。

すっかりメインとおまけが逆転させられてしまったけど、たっぷり甲州街道・吉野宿の説明を頭に叩き込み、いざ、絵本原画展見学。
ほっこりするイラストと作品によってはとても社会的メッセージの強いものなど、また、手法などいまいみちさんにご説明頂いたりして、とてもやさしいを気持ち思いだし、また、ちょっぴり亡き友を久しぶりに思い出した。
そして、再販を望んでいらっしゃる作品についてもうかがったが、現在とは公共サービスとして向上しているものもあり、そのままの再販が本として伝えたいことを伝えられるか?とは感じ、社会的メッセージのある(その当時の現状を描いた)絵本の”寿命”も少し感じた。

会期:11月28日(日) *月曜日、11月4日(木)・24日(水)は休館 まで。
時間:10:00〜16:00
会場:吉野宿ふじや
*駐車場あり
*「吉野宿ふじや」は市指定史跡であり、イベントの無いときの開館日は異なるため検索して確認の事。



joyfultulip at 10:34|PermalinkComments(0)